【事例1】
興味のある事はとても集中して学ぶ事ができるのに、興味の無いことへの取り組みがとても難しいのですが、どう理解したらいいのでしょうか?
誰でも基本的には興味の無いことにはなかなか集中できないものです。でも、「先生にしかられると怖い」「せっかく先生が一生懸命教えているのでおもしろいかも」等、相手の気持ちを共有したり、相手に影響されて行動をコントロールすることができます。上記のような子どもは、あまり相手のことを意識できない、マイペースなお子さんかもしれません。また、様々な刺激に反応しやすい子ども達や、脳の目覚めの状態が低いお子さんも、なかなか必要な情報に焦点を合わせることが難しく、ついつい余計な刺激に注意をひっぱられてしまいやすいものです。なかなかエンジンがかかりにくい車を想像してみてください。でも一旦エンジンがかかると、今度はそのエンジン速度をコントロールすることが難しく、切り替えが難しいことがよく見られます。好きなことはもともと誰でも脳のエンジンがかかりやすいのです。そこで好きなことに没頭してしまい、なかなか切り替えられないことと、集中できないことが極端な差となって見えるのかもしれません。いずれにしても、お子さんの興味や意欲を大切にして、そのような課題に対する取り組みを生かしながらお子さんの力を伸ばしてあげることが大切です。
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なごみの杜
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